The Bllionaire from Nowhere

tropical_dandy2007-02-11


ロマン・アブラモヴィッチに思いを及ぼすこと。それは、ロシアに生を受けた孤児が僅か15年余で世界屈指の大富豪へと石油を梃子に「成り上がり」と云う言辞が陳腐に聞こえる程に、衝撃的であり想像を絶するまさにその彼に思いを及ぼすことは人間その未知なるものに対する関心に他ならぬ。このオルガリヒアには無性に何かを掻き立てられることを告白しなければならぬ。

他のロシアのオルガリヒア達が早々にプーチン政権に追い込まれる一方、ロンドンはスタンフォード・ブリッジで自らの巨億の資金を投入したチェルシーFCのゲームを何処か茫洋とした視線で屈託無さげに応援するロマン・アブラモヴィッチを見るつけ、戦慄が走ることを押えられないこの現象はなんであるのか。