民意はだれのものか

第二次安倍内閣の組閣が明日発表される様子であるが「民意を反映し」と云うクリシェは一体何を意味するのか。無論、ある種の投票行動分析で、それらしきことを提示してみせることは可能であろうが、アローの不可能性定理(一般可能性定理)が示すとおり「民意は反映されうるのか?」は大問題であり、軽々に用いるべきものではないように思われる。投票率向上の方法論に関しては、機会を改めて述べたい。