ジョージ・ケナンに思う

ジョージ・ケナンプラグマティズムを旨とする外交官であった。国務長官に就任したコリン・パウエルがジョージ・ケナンにアドヴァイス・レターを依頼したところ定期的に送って頂いたものです、とケナン100歳の壇上パーティで嬉しそうに語っていた事は忘れはせぬ。

ケナンは所謂ネオコンを嫌悪したが、ある種の理想主義的啓蒙を機軸とした外交・軍事行動主義者と彼のようなリアリストが相容れない存在であることは確かであろう。

畏れながらその誕生パーティには参加したかったものだ。今は安らかにお眠り下さい。