A New America?

North American Unionと来たか。Ameroと来たか。しかれども通貨統合には至らぬと云う事である様で、USドルの今後は判然とせぬ。

リンデンドルの兌換性を背景にしたSecondLife貨幣経済なるものの本質を露にする試みであるのか、単なるテストマーケティングの場となるのか、未だ不可知ではあるが、そのプロモーションの投下資本に比して現在のアクティヴ・ユーザー数の少なさは想定の範囲内なのであろうか。USは、Old Europe等と侮るのは早すぎたかも知れぬ。お楽しみはこれからであろう。

リンデンドル決済のリスクに関する2、3のこと

SecondLifeの可能性に就いて注目している者として、リンデンドル決済の孕みうる問題点の一側面を思いつくまま述べてみたい。

基礎資料は、金融審議会金融分科会「情報技術革新と金融制度に関するワーキンググループ」における議論となる。「新しい電子的支払サービスの発展に向けた課題について(座長メモ)」は公表されており、詰まるところ結論らしきものは無いとは言い条、示唆される点から、現行法から適用される可能性のある法律の例として具体的言及の存するものに絞っても下記が挙る。

それぞれが実際に適用された場合を想起すれば、かなり具体的な論点も浮かぶと云うものではないか。

大きなポイントは仮想通貨の換金性(リンデルンドル⇒USドル)にある。即ち、「SecondLife内部の運営問題」が現実の法的問題にもなり得ると云う問題である。刑法上の賭博罪該当可能性は議論される処であるが、刑法のみならず民商法・国際条約の類が適用される可能性も否定できず、今後を見守る他ない。

無論、これは一個人の考察の域を出る物ではない為、その法的リスクに関しては有資格者たる法曹、法律職に相談されたい。

思考とは本質に対する洞察に他ならない

これは単に私にとって思考とは何ぞやと云う話である。考えることとは、と云い換えても良かろう。この意味では、多くの場合、人は考えない。日々思い煩い悦び嘆き悲しんでも、それが実存を透徹する次元にまで昇華されない限り思考の必要条件を満たさない。

識字率等、日本で話題になることすら稀であるが、文字が読めると云う一事で、大切な何物かを失っている可能性に思いを致てみてはどうか。これは概念把握のみを以って、その事象について「判ったような気分」になり得る危険性を孕む。必要なのは真の思考であり、それこそが自己への、他者への、社会への本質を洞察することに繋がることに他ならぬ。

ソフトバンク、FTに法的措置

表題の旨、ソフトバンクのリリースが出されたことは予想外。ある意味では流石FTと云えよう。「現時点において証券取引等監視委員会による調査は受けていない」は書かずもがなかと思われるが、全体として有効なカウンターかは不明。法的措置に出る旨表明する点に意義ありとの判断やも知れぬ。訴状等を見ない事には正確な処は不明ながら行うのであれば迅速になすべき事柄であるので、推移を追いたい。

USA TODAYのサイト刷新

一見、所謂Web2.0化と云うことなのだろうが、私が知りたいのは日本の新聞社はネットをどう活用していく積りなのかの一点。黒船が来航するまで手を拱いているのか、もう商機は逃してしまっているのかも知れぬと云うのに。

必修科目未履修問題は

この問題は、その後どうなったのか、補習等の手当ては行われたのだろうかと高校の卒業式報道を観ながら思わずにはいられぬ。追跡報道やら検証報道は流行らないと云う事か、報道できないような事柄が存在しているのか、逆に疑問は高まりを抑える事ができぬ。