リンデンドル決済のリスクに関する2、3のこと

SecondLifeの可能性に就いて注目している者として、リンデンドル決済の孕みうる問題点の一側面を思いつくまま述べてみたい。

基礎資料は、金融審議会金融分科会「情報技術革新と金融制度に関するワーキンググループ」における議論となる。「新しい電子的支払サービスの発展に向けた課題について(座長メモ)」は公表されており、詰まるところ結論らしきものは無いとは言い条、示唆される点から、現行法から適用される可能性のある法律の例として具体的言及の存するものに絞っても下記が挙る。

それぞれが実際に適用された場合を想起すれば、かなり具体的な論点も浮かぶと云うものではないか。

大きなポイントは仮想通貨の換金性(リンデルンドル⇒USドル)にある。即ち、「SecondLife内部の運営問題」が現実の法的問題にもなり得ると云う問題である。刑法上の賭博罪該当可能性は議論される処であるが、刑法のみならず民商法・国際条約の類が適用される可能性も否定できず、今後を見守る他ない。

無論、これは一個人の考察の域を出る物ではない為、その法的リスクに関しては有資格者たる法曹、法律職に相談されたい。